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原発必要論に対する反論 [情報]




さて、今日本で一番話題になっているのが原発問題です。
その原発を今後どうしていくのか。
そのことが日本国内に住む人の間でも議論になっています。



廃止を唱える人、必要だと唱える人、様々な人がいますが、実際どうしていくのが
良いのでしょうか。今回はちょっとそのことについて書きたいと思います。



まず、私の立場から。
私は原発廃止論者です。


理由は、「原発は完全に制御できない、危険なものだから」です。
可能性ではありません。
これは現実です。
人類は原発を完全に制御できる技術を現在のところ持ち合わせていません。
制御できるのであれば、福島原発はあのような惨事にはなっていませんし、
既に解決されているはずです。



確かに「今後制御できるようになるかもしれない」という反論は
あるでしょう。そして、それはその通りかもしれません。
しかし、それにしても、その時間やコストを「代替エネルギーをうまく活用する」方法を考えたりするのに費やしたほうが良いと思うのです。太陽光を恒常的なエネルギーとして利用する方法の開発とか、地熱発電の実用化とか。


「じゃあ、当面の電力はどうするんだ?」


こんな声が聞こえてきそうですが、これにしたってリスクを考えずに
ベネフィットの話をするのは適切ではありません。



じゃあ、逆に明日大地震が福井県で起こったらどうするんですか?
5年後に東海地震が起こったら?
今回のようなことが2度と起こらないと保障できますか?



冷温停止までの正確な時間は専門家ではないから私には分かりません。
しかし、止めない限りはリスクが永遠に継続します。



大体、電力が不足する不足するといって、ちょっと節電すれば東京都でさえ、
電力は間に合っているじゃないですか。実際、不足するのは夏場のピーク時ぐらいの
ものなのだと思いますよ。それって「必要だ」って叫ぶには根拠薄いですよね。
リスクから考えれば、本当に些細なベネフィットです。
慢性的に生活できないくらいに不足するっていうなら、考慮に値しますけど。



「変わるなら今なんです。」


よく言われることですね。
多少の不便やデメリットを享受し、今行動すれば、原発エネルギーではない
新しいエネルギーを活用した生活があるはず。


ですが、逆に「やっぱり原発は必要」と考えて、
原発を稼働し続ければ原発に依存した生活が20年後、30年後も待っています。



リスクを将来の世代に残しますか?
それともよりクリーンで安全な技術を残しますか?



最後に、「問題が起こってから反対するのはおかしい」という意見に対してですが、
問題が起こってから反対するのがなぜいけないのでしょう?
「安全だから」と考えて賛成していた人が「安全じゃない」と気づいて
反対するのは普通のことじゃありませんか?


なので、ちょっとこれに関してはどういう意味で批判しているのか
私には分かりません。
「正々堂々」とか「一度決めたことは」ってことなのでしょうか。
うーん。



さて、以上が私の原発必要論に対する反論です。
まとめると、


(1)ベネフィットがリスクに見合っていない。

(2)他のエネルギーのほうがクリーンで安全。

(3)現時点で制御できるものではない。

(4)将来原発ではないものを今の子供たちに残したい。


ですね。





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