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福島原発1号機、毎時4000ミリシーベルトを計測 6月4日  [情報]





福島原発1号機の建屋の床部分から湯気が発生しているのが6月3日、
ロボットを使った内部調査で分かった。
湯気発生部周辺の放射線量は毎時4000ミリシーベルト。
これまで計測された数値の中で、最も大きな値となった。



作業員の累積被ばく量の上限は現在のところ、250ミリシーベルトだが、
今回の数値はわずか3分ほど作業するだけで
この基準に達してしまう。非常に高い放射線量と言える。


湯気の原因は地下にたまった汚染水と見られており、
汚染水が湯気になって床下から建屋にあがってきているとされる。
東電の発表によると、作業員がこの周辺で作業する予定は無い。



以上が東電が発表し、マスコミなどが報じた内容だ。
しかし、上記に加えて知りたい情報がある。
それは、何故汚染水の温度が上昇したのか、である。
そして、今後どうなっていくことが予想されるのか、である。


普通に考えれば、原因は汚染水の中にある放射性物質が熱を発していると
考えるのが妥当だ。
しかし、その可能性にさえ一切触れていない。
現場で作業している当事者がこれについて述べないのだから、
湯気が発生している原因は定かではない。





もし、熱を発しているものが溶け落ちた核燃料だとしたら、
その熱はどれくらいなのか。
もし、温度がかなり高い場合、その結果どういう事態が
想定されるのか。
原因さえ述べられていないのだから、当然こういった話も出てこない。



情報として深刻なのは伝わってくる。
毎時4シーベルトの放射線量が深刻でない訳がない。
しかし、残念ながらこの情報には意図がない。
この情報を果たして一般人である我々はどうすれば良いのか。
どう考えれば良いのか。
そのことが全く見えてこないからだ。



少なくとも言える事は、
この情報だけを頼りに物事を判断してはいけないということだ。
大変なことには違いないが、続報を待ち、冷静な判断を下したい。





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