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映画ドラえもん「ぼくの生まれた日」 感想 [情報]





日本の国民的アニメと呼ばれるドラえもん。
そんなドラえもん映画の中から、今日は「ぼくの生まれた日」という映画について書きたいと思う。こちらの作品は2002年3月9日に「のび太とロボット王国」と同時上映公開された、いわゆる短編映画のようなものだ。






自分は両親に愛されていない、望まれない子供なのではないか。
のび太のそんな疑問の答えを見つけるために過去へ向かうドラえもんとのび太。
そこで出会う若かりし頃ののび太の両親。
生まれたばかりの自分を前に、語られる両親の言葉にのび太は何を想うのか。





さて、作品についてだが、
作品中には悲しいテーマや難しいテーマは一つも出てこない。
それどころか、どこの家にもあるような日常的な風景を描いており、
一見すると重要なテーマなど無いのではないかとさえ思える。


両親の説教をきっかけに始まるストーリーはいつも通り。
ドラえもんとのび太がタイムマシンで過去に向かうのもいつも通り。
映画というものの、テレビアニメの展開とほとんど変わらない。
映画用に考えられたストーリーではなく、もともとコミックスの
原作ストーリーを元に作られたという関係もあるのだろう。


ただ、それにしたって、昨今の感動映画と呼ばれる作品に比べれば、
ストーリーはシンプルだ。シンプルすぎるといっても良い。
だから、大体の結末は最初から想像できる。
想像していた通りの話が想像していた形で展開していく。



それにも関わらず、筆者は感動のあまり涙してしまった。
作品があまりにも素晴らしかったからだ。
人の心を動かすのに小細工なんて必要ないのだと言わんばかりだった。
特にクライマックスの10分くらいは圧巻である。


息を切らしながら走るのび太とドラえもん。
手には一本の小さな枝。
親の想い、子供の想い。
走る姿に色々な物が重なっていく。
そして迎えるラスト・・・。



見終わった後に、こんなにも爽快で温かい気分になれたのは
果たして何年ぶりだろうか。
この映画はぜひとも大人にこそ観てもらいたい。
そう思える作品だった。










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